脳が壊れた

2018.02.04 社長日記

ベクトルは上へ↗

皆さん、こんばんは。今日も「社長日記」をお読みいただきありがとうございます。

今日、ご紹介するこちらの書籍。脳の変化を当事者が記録した、貴重なドキュメントです。

突然の脳梗塞に襲われた41歳のルポライター。一命は取り留め、見た目は「普通」の人と同じまでに回復した。けれども外からは見えない障害の上に、次々と怪現象に襲われる。トイレの個室に突然、老紳士が出現。会話相手の目が見られない。感情が爆発して何を見ても号泣。一体、脳で何が起きているのか?

注意欠陥障害や情緒障害等の経度の「高次脳機能障害」が残ってしまった著者が外見ではわからない後遺症に苦しむ様子が描かれており、そして、献身的に支えてくれた奥さんが実は発達障害である、と明かしています。これまでの奥さんへの接し方、態度を悔やみ、実は自分の方が助けられてきたことを脳血管障害を発症したことにより自覚することになります。

読み終えたあとには自分を見つめ直す契機となりますし、脳血管障害患者等に接したことのない人には特におススメです。

非常に読みやすい文体となっていますの是非、手に取ってみてくださいね^^