ふと、考える。

人はみな、平等に年を重ねる。

次第に人生が充実し、面白くなる人。

その反対の、不平不満だけが募る人。

両者の違いはいったい何なのか？

いろんな人がいる。

きっと、気の合わない相手からも学べる一面はあるし、

そして、諦めることも一つの成熟だ。

他人を１００％理解することはできないし、

人間の心は矛盾を持っている。

また、正しいことだけをして生きていくことはできない。

だって、森林伐採や環境破壊を進めているのは人間だ。

「食物連鎖」と言ってしまえばそれまでだが、

必要以上の肉中心の食生活は環境負荷が高く、

環境汚染にもつながる。

やはり、この分野も考えていきたい、と思う。

また、多くの人に接していると、ふと、思う。

内面は言葉遣いに表れている。

心は開くが、けじめは失わない話し方がある。

４０数年生きていると、

「問題だらけなのが人生」とわきまえるようになった。

「努力だけでは解決できないことがある」ことも知った。

いいだけの人生はない。悪いだけの人生もない。

そして、「自分の人生が好転しないのは他人のせい」と

考えることほど不幸なことはない、ことも知った。

すべてのことには「善と悪」の両面があることも。

そして、きっと、最後の一瞬まで人生はわからないんだ。

世知辛い世の中を、自分らしく生きぬくコツを身につけていかなければならない。

成熟するにはまだまだ時間がかかりそう。