孫正義 300年王国への野望
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皆さん、おはようございます。
今日も「社長日記」をお読みいただきありがとうございます。
ソフトバンクの孫さんが300年先を見通す野望とはどのようなものなのでしょうか?
今日の東京は久しぶりに真夏日、となりそうです。
暑いに日は、熱い本で、元気にスタートしていきましょう!
以下、印象に残ったフレーズです。
・孫氏が本業を変えるたびに口にしてきた言葉がある。
「パラダイムシフト」だ。
・「僕は決して世の中を大きく変えるような発明をしたわけではない。
何か一つだけ平均的な人と比べて僕に特徴的な能力があるとすれば、
それはパラダイムシフトの方向性と、その時期をよむことに関心が強いことだ」
・「目の前の2~3年の小銭を稼ぐようなことに僕は興味がないんだ。
10年後や20年後に花を咲かせるものを、タネの段階で嗅ぎ分ける能力と、
それに対してリスクを取りにいく覚悟が、僕は日頃より強いのだと思う」
・「僕が見たいのはバックミラーに映る景色じゃない」
・「ビジョンがないと人間は、本人は一生懸命働いて山を登っているつもりでも
同じところをぐるぐると回ってしまう。それだと狭い円から抜け出せない。
ビジョンがあれば一目散に高みを目指せる。最終的に大きな山に登れるというわけだ」
・「30年以内にグループを5000社くらいにしたい」
・「これを理解していただけない方から、『ソフトバンクってただの投資会社か?』
という批判をよく受けます。私は『いずれあなた方も理解する時がくるでしょう、
300年以内には』と腹の中で思っております」
・「孫正義は何を発明したか?たった一つあげるならば、チップでもなくソフトでもなく、ハードでもない。『300年間成長し続けるかもしれない組織構造を作った、
発明した』と言われるようになりたい」
・「僕が後悔していること。それは60年近くも人生を過ごしているのにまだ誇れる
ものが何もないということだ。自分に対してもう、非常に不満なんですよ。
もし明日、事故で死ぬようなことがあったら悔やんでも悔やみきれない。
まだ何も成し遂げていないから」
重要な局面の際、何を考え、どのように行動したのか?を幅広い取材をもとに
解説されており、大変勉強になります。
「迷った時ほど遠くを見ろ」
「脳がちぎれるほど考えろ」等の言葉も、当時のストーリーと重ね合わせると
よく理解できます。
そして、巻末には在日韓国人としての厳しい生い立ちも書かれていました。
深い、かなり深い。だから面白い、一気に読める一冊です!