学歴の経済学

2017.01.27 社長日記

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皆さん、おはようございます。

いつもお読みいただきありがとうございます。

今まさに、日本は大転換期を迎えていて、

今後は私たち親世代が常識だと思っていることが全く通用しなく

なっていく、ということが丁寧に説明されていました。

まとめると、

・今後はAIの発達により、人間の仕事が減っていくことが予想される。

・「天才」と呼ばれるごく一部の人は、AIが発達しようがあまり関係ない。

・しかし、偏差値60以下の普通の大学を卒業しても正規採用になれる可能性は低くなっていく。

・非正規採用の場合は年収が200万円を切るケースも多い。

・その年収では大学に進学した際に借りた奨学金が返せなくなる可能性がある。

・現在の奨学金は以前の日本育英会の仕組みと異なり貸与型しかなく、必ず返済しなければならない。

・3ヶ月返済が滞るとブラックリストに載り、クレジットカードを作ることができなくなる。

・そんな社会では共働きをすることが必要になってくる。

・共働きでは子どもを見ることがなかなか難しいので、田舎で両親と同居することが必要となる。

・そうなると、結婚相手は地元で見るけるのが望ましい。

・結果として、大学進学することが正解とは言えなくなっていく。

「とりあえず進学する」、という考えでは通用しない時代に突入しています。

また、「終身雇用の崩壊」「新卒の就職率の低下」「有期雇用の増加」等の背景に関して説明されてあったとおり、

今後、このような状況はより一層、厳しさを増すでしょう。

では、どうしたらよいか?

例えば、大学進学よりも専門技術を身につけるための進学。

そこそこの偏差値の普通科よりも、専門学科の高校へ。

都会よりも地元での生活へ、という価値観の転換。

「知らない」で選択するのと、「知っていて」選択をするのでは

後々、大きな差がついてくるように感じます。

ちょっとおおげさに書いてあるんじゃないか?と思う人もいるでしょう。

しかし、私は著者の言うように社会は動いていくだろう、と予想しています。

もっと緩やかにだろうけど、確実に変化していく、と。

現状を把握し、先を見通す力を養っていきましょう。

やっぱり、自分の頭で考える訓練は必要ですね^^