「原因と結果」の経済学

2017.11.15 社長日記

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皆さん、おはようございます。今日も「社長日記」をお読みいただきありがとうございます。

今日、ご紹介するこちらの書籍。いわゆる「統計学」について説明されているのですが、なぜ?どうして?そのような結論に至ったのか、統計学的手法に関して細かく解説されていました。

以下、印象に残ったフレーズです。

・メタボ健診を受けていれば長生きできる、テレビを見ている時間の長い子どもの学力は下がる。偏差値の高い大学へ行けば収入が上がる。そう言われて、否定する人はほとんどいないだろう。しかし、経済学の有力な研究者たちはこれらをすべて否定している。本書で紹介する「因果関係を証明する方法」がわかれば「根拠のない通説」にだまされなくなる。

・第1章、「因果推論」の根底にある考え方として、「因果関係」「相関関係」とは何か?

・第2章、「メタボ健診」と「長生き」のあいだに因果関係はあるか?

・第3章、「医師の性別」と「患者の死亡率」のあいだに因果関係はあるか?

・第4章、「認可保育所の数」と「母親の就業」のあいだに因果関係はあるか?

・第5章、「テレビの視聴」と「学力」のあいだに因果関係はあるか?

・第6章、「友人の学力」と「自分の学力」のあいだに因果関係はあるか?

・第7章、似た者同士の組み合わせを作る「マッチング法」

・第8章、ありもののデータを分析しやすい「回帰分析」など、

 

私のような「統計学」についての素人にもわかりやすく表現されており、取り上げられている題材も実際に起こりうる身近な話題なのでスラスラと読み進められます。

サンプルの無作為抽出が重要、と言うのは本当にそうですよね!

「常識」や「思い込み」にとらわれない方法が学べますので、一読の価値あり、です^^